Gevrey-Chambertin Cuvée 1859 millésime 2019 Domaine Trapet
ジュヴレ シャンベルタン キュベ 1859 ミレジム 2019 ドメーヌ トラぺ
フランス・ブルゴーニュ地方、ジュヴレ・シャンベルタン村に本拠地を置くドメーヌ・トラぺは、2019年ミレジムから新しいキュベをリリースした。但し新しい畑を取得したわけではない。1859年10月23日にトラぺ家がジュブレ・シャンベルタン村に初めて取得した2つのブドウ畑であるアン デレ En Déréeとシャンペリエ Champerierを、独立したキュベとして醸造・瓶詰めしたワインだ。ジュヴレ・シャンベルタン村内だが、ブロション村に近い斜面中腹の2つの村名畑であり、その樹齢は50年程度。2パーセルで約0.30haの広さだという。ブドウ畑取得160周年を記念して、2019年ミレジムからリリースされた。
1930年代のトラぺのエチケットを再現したのがポイントだろう。当初はAOC発足前で、エチケットに「APPELLATION CONTOROLEE」はなかった。その後AOCが発足し、エチケット上に斜めにこれが刻まれた。写真ではハッキリしないが、エチケット右下に「Cuvée 1859」が刻まれている。
味わいそのものは今までのトラぺのジュヴレ・シャンベルタン村名と大きな違いはないと思う。ここ30年、ブルゴーニュワインのエチケットはモダンなものに変わってきたが、最近「レトロ」なエチケットが出始めている。それが「新しい」のかも。
2022年3月公開、2024年8月更新