シャトー・クリネが隣接するシャトー・レキュイエを買収

シャトー・クリネ Chateau Clinet 2015
画像引用:Chateau Clinet

フランス、ボルドー地方、ポムロールのシャトー・クリネ Château Clinetが、隣接するシャトー・レキュイエ Château Lécuyerを買収した。2022年9月6日買収が成立。

ポムロールに約11haを所有するシャトー・クリネは、このアぺラシオンを代表するワイナリーの1つ。1989年と2009年で、ロバート・パーカーのワイン・アドヴォケイト誌で100点満点を獲得している。現当主のロナン・ラボルド Ronan Labordeは、ボルドーのトップ135シャトーを束ねるユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドーの総責任者を務める。

今回買収されたシャトー・レキュイエは3.4haを所有。これまで100人近い共同所有者がおり、経営はエメリック・プティEmeric PETITによって行われてきた。彼はラランド・ポムロールのシャトー・トュルヌフュイユ Château Tournefeuilleの現当主である。

今後シャトー・クリネは、シャトー・レキュイエを完全に吸収合併せず、そのまま存続させるようだ。シャトー・クリネとそのセカンドワイン、フルール・ド・クリネの間の価格帯のワインをつくることを考えている。シャトー・レキュイエは、樹齢60年以上の畑が34%、樹齢50~60年が29%と、古い樹齢のブドウ畑を所有している。シャトー・クリネの部隊がこのヴィエイユ・ヴィーニュを使用して、ハイレベルなワインをつくることが可能かもしれない。今後が楽しみだ。

シャトー・クリネ Chateau Clinet 1989 & 2009
伝説の2本、Chateau Clinet 1989 & 2009  画像引用:Chateau Clinet

情報ソース:Anthocyanes Terre de vins Occitanie Tribune

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